「ウルトラQ」について書いてみたくなりました

「ウルトラQ」は1966年TBS系で放送された空想科学特撮番組です。
日曜日19時から30分の枠は、円谷プロダクション作品では「ウルトラマン」「ウルトラセブン」「怪奇大作戦」と続きます。

「ウルトラQ」が放送された当時、私は小学校低学年でしたが、円谷英二氏やおとなの人達が本気で作っている感覚がひしひしと伝わってきて、幼い私も本気でそれを受け止めようとテレビにかじりついて観ていました。
そのおかげで発達途上のまだ柔らかかった私の脳に、様々な新しい回路ができあがっていったのも確かです。
漫画を描き始める事になったきっかけの一つでもあります。

現在、ご活躍中のクリエイターの皆様の中にも、子供の頃「ウルトラQ」「ウルトラマン」の洗礼を受けた方が多数いらっしゃると思います。
「岩井俊二のMOVIEラボ」(ETV)に出演された庵野秀明監督も「未だウルトラマンの呪縛から逃れられないでいる。」と語られていましたが、よくわかります。
簡単に言ってしまえばその時代を生きて出会っただけのことですが、それこそが深い意味を秘めているように思います。

最後に、ご存知のない方に・・・「ウルトラマン」と「ウルトラセブン」はまったく別世界の話で連続性はありません。(私的にはウルトラマンを最初に見た時は得体が知れず不気味で怖かったです。) 「怪奇大作戦」は多くの子供たちに数々のトラウマを植え付けた題材を選ばない純度の高いホラー作品です。