帰ってきたぼくらのウルトラ冒険少年画報 (7)

待望の映画「シン・ウルトラマン」が5月13日から公開されました。
正(まさ)しく待望していた私だったのですが、どうにもこうにも映画館に足を運ぶ時間が捻出できず、未だ鑑賞に至っておりません。
本来なら公開前に書いておくべき事前情報を、今更ながらですがおさらいしたいと思います。

予告編などによると、「怪獣」は「禍威獣」の字があてられ、「科特隊(科学特捜隊)」は「防災庁」に属する「禍特対(禍威獣特設対策室専従班)」となっています。
例えば「バルタン星人」などの様に「○○星人」と呼称されてきた地球外生命体の宇宙人は、確か「外星人」と呼ばれていました。ウルトラマンはもちろん、ちらりと登場する「ザラブ星人」らしき影も、謎の男が差し出す名刺の上におどる文字「メフィラス」も、おそらくこの「外星人」なわけです。

という事で今回は、以前の「ウルトラマン」に登場した主な地球外生命体(多分、映画のストーリーに関わっているであろう「外星人」を含めて)をいくつか、振り返って並べてみました。

ベムラー。「ウルトラマン」のオープニングを飾った宇宙怪獣です。
ウルトラマンは宇宙での護送中にベムラーに逃げられ、逃亡先となった地球にベムラーを追ってやって来ます。

ザラブ星人。

「遊星から来た兄弟」として人類に極めて友好的に接触してきた宇宙人ですが、陰では夜な夜なウルトラマンになりすまし(にせウルトラマン)て街を破壊し、人類のウルトラマンに対する信頼を失墜させようとします。

メフィラス星人。
ウルトラマンと互角の戦闘能力を有しています。一人の少年から「地球侵略許可の鍵となる言葉」を引き出そうと試みますが失敗、ウルトラマンに再訪を誓い帰っていきます。

最終回、ウルトラマンを倒した唯一の怪獣(宇宙恐竜?)となったゼットンです。

彼は誰でしょう?
科特隊基地に人間に化けて侵入、破壊工作をします。それがばれて隊員に追跡され、撃たれて絶命。彼の断末魔の指令がゼットンを発動させます。


「シン・ウルトラマン」観ましたら、感想などを記してみたいと思います。
その時また、お付き合い下さい。

悪夢十夜~獏印百味魘夢丸~ (113)

第三夜〇流星群の夜 編集後記

僕は満更(まんざら)でもない気持ちに包まれていた。
そして‥‥隣に寄り添っている彼女の存在をあらためて確認した後、完全に時間を止めるべく、ゆっくりと静かに目を閉じた。
やがて、眠りにも似た静寂が僕の意識に訪れようとした束(つか)の間のまどろみに‥‥、儚(はかな)い打ち上げ花火の最後の一発の様な光景がスッと忍び込んできた。

星が流れる。流れていく。
いくつも、いくつも、いくつも。青紫色の尾を引いて、夜空一面に流星が降りそそぐ。
僕と彼女は丘の上にいて、寄り添ってそれを見上げている。
こんな見事な流星群は生まれて初めて見た。彼女を誘った甲斐(かい)があった。

流星はみんな人間の形をしていて、燃え尽きる事なく地上に突き刺さっていった。
「見て!お父さんとお母さん!」頭上を横切る流星の一つを指差して彼女が叫んだ。
「こんな時まで、二人仲良く手を繋(つな)いでる‥‥」彼女は呆れた様に笑った。
「ほんとだ‥」僕もつられて笑った。

そんなひと時の余韻を味わいながら‥‥‥‥僕の時間は止まった‥‥・


以上は、書き忘れた要素を盛り込んで書き直した、最終話の途中から続く新しいエンディングです。
『流星群の夜』は、原案にこのイメージがあったからこそ付けたタイトルだったわけです。
前回分に手を加え書きかえてしまうより、ここで新たにお目にかけた方が良いかと考えました。

『流星群の夜』は本来、もっと幻想的で夢らしいお話の案でした。
時を経て今回読み物にするにあたって、否応(いやおう)なく盛り込む事になってしまったのは、お分かりかと思いますが、東日本大震災と新型コロナウイルス渦での経験でした。
書き始めた当初は十回ほどで終わると思っていたものが、結局その倍以上の長さになってしまいました。SF的な色彩が随分出てしまったし、振りや伏線で回収処理できなかった部分も多々ありましたが、そのあたりはご容赦ください。
ご愛読いいただいてありがとうございました。

次の『第四夜』ですが、『遠足 ヒトデナシのいる風景』を予定しています。今までで一番ホラー色の強いお話になると思いますが、よろしかったらまたお付き合い下さい。