ぼくらのウルトラ冒険少年画報 (7)

「防空壕」追記
以前から何らかの形にしておきたいと考えていた漫画原案の「ぼくらのウルトラ冒険少年画報」。
その第一話「防空壕」を「読み物」として三回にわたってお送りしてきた訳ですがいかがだったでしょうか。

漫画を描く場合まず決められたページがあって、あらかじめそれに合わせて「ネーム」というコマ割りとセリフで構成された絵コンテのようなものを作っておきます。当然この段階で起承転結、「見せる絵」などをはっきり意識して組み立てていくのですが、活字で描く場合、テンポや絵と文字の情報量の違いからか当初考えていた表現が成立しにくい事に気づき、「読み物」として再構成してみました。

以降の予定ですが
第二話「長いトンネル」
第三話「秘密基地」
第四話「死体」
第五話「月の石」
最終話「夕暮れ」
と続きます。

主人公である「私」が「闇」への認識をさらに深くしていく展開の中、「人間にとっての根源的な闇」「恐れ、あるいは畏れの原点」とは何かを、子供の目を通しながら私なりの考察を織り交ぜ描いていくつもりです。
よろしかったらお付き合いください。