「ウルトラQ」について書いてみたくなりました

「ウルトラQ」は1966年TBS系で放送された空想科学特撮番組です。
日曜日19時から30分の枠は、円谷プロダクション作品では「ウルトラマン」「ウルトラセブン」「怪奇大作戦」と続きます。

「ウルトラQ」が放送された当時、私は小学校低学年でしたが、円谷英二氏やおとなの人達が本気で作っている感覚がひしひしと伝わってきて、幼い私も本気でそれを受け止めようとテレビにかじりついて観ていました。
そのおかげで発達途上のまだ柔らかかった私の脳に、様々な新しい回路ができあがっていったのも確かです。
漫画を描き始める事になったきっかけの一つでもあります。

現在、ご活躍中のクリエイターの皆様の中にも、子供の頃「ウルトラQ」「ウルトラマン」の洗礼を受けた方が多数いらっしゃると思います。
「岩井俊二のMOVIEラボ」(ETV)に出演された庵野秀明監督も「未だウルトラマンの呪縛から逃れられないでいる。」と語られていましたが、よくわかります。
簡単に言ってしまえばその時代を生きて出会っただけのことですが、それこそが深い意味を秘めているように思います。

最後に、ご存知のない方に・・・「ウルトラマン」と「ウルトラセブン」はまったく別世界の話で連続性はありません。(私的にはウルトラマンを最初に見た時は得体が知れず不気味で怖かったです。) 「怪奇大作戦」は多くの子供たちに数々のトラウマを植え付けた題材を選ばない純度の高いホラー作品です。

「「ウルトラQ」について書いてみたくなりました」への2件のフィードバック

  1. 「ウルトラQ」は見た記憶はありませんが数年前に放送していた「ネオ・ウルトラQ」と確か十数年前に放送していた「ウルトラQ Dark fantasy」というのも見ていました。Dark~の方は各話の内容ほとんど覚えていませんがあらすじなど調べると思い出すかもしれませんね。1話だけ記憶にあるのは「闇」という話でとてもお気に入りです。詳細な内容は覚えていませんがたまらない不気味さでした。
    これらリメイク?(新作)作品の制作に携わった人たちの中に「ウルトラQ」などの洗礼を受けてこの世界に入った人がいるのでしょうね。
    ちなみに私は「ウルトラセブン」派です。もちろん再放送でしたが「帰ってきた~」、「タロウ」、「レオ」もお馴染みでしたね。「80」はリアルタイムでした。今も受け継がれているようですね。
    年代、性別、国を超えて人々に印象を残す素敵な作品をこれからも制作して頂きたいですね。
    それではまた。

    1. いつもコメントありがとうございます。
      「ウルトラQ」が私だけではなしに何故特別なのか。
      当時ゴジラを代表とする怪獣は、映画のスクリーンに登場するだけの存在でした。
      それがテレビで観ることができる。その元祖たる円谷英二が指揮を執っているとなればその価値は計り知れないものだったのです。
      まさに宝のような番組でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です