巨人真伝トキ回顧録 前編

月一連載「リアリティー’88」の終了後、1989年に「巨人真伝トキ」は変則な形式で連載が始まりました。
「週刊ヤングジャンプ」の性質上、より多くの読者にアピールする新しい展開を期待されての始まりだったと思います。強烈な存在感のあるキャラクター。アクション(戦い)あり、謎解きありの娯楽性に富んだ作品を目指すこととなりました。
私にとって初めてのキャラクター漫画の連載は、「リアリティー’88」シリーズのような読み切り作品にはない新境地へのチャレンジで、担当編集者さんも同じ意図だったのだと思います。
実際「リアリティー’88」連載時は、月に一本新しいアイディアを捻出し決まったページ数の中に収めるという、消耗の激しい作業の連続で自分自身も結構疲弊していた状態でした。

キャラクター漫画で長編のストーリーとなれば、設定と大まかなプロットを決めておけば、ページ数展開ともに自由度の高い創作環境が与えられたのだと受けとめ執筆を開始、「解人之章」を二週連続の前・後編、約二か月後に「嘔之章」が掲載され「巨人真伝トキ」は走り出しました。

次回は回顧録中編、当初の設定と初期のプロットについて振り返ってみます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。