単行本「リアリティー」回想記

「リアリティー」が電子書籍化されたこの機会に、収録作品の一話一話を当時を思い出しながら解説していきたいと思います。
まず単行本「リアリティー」は1987年に始まった週刊ヤングジャンプの月一シリーズ連載「リアリティー’88」の作品を中心に構成されています。
以下「リアリティー’88」の作品リストです。(順不同)
「夢十夜」 「学校の怪談」 「わたしたちの町」 「塊(かたまり)」 「高野聖」 「橋」 「サトル」 「陽炎の女」
このうち「橋」 「陽炎の女」は未収録になりました。

次回から一作品ずつの解説を試みます。

巨人真伝トキ

闇に生きる非情の殺人師・トキ。この男には、過去がなかった。
何処で生まれ、何処で育ち、どんな流転を重ね、今、ここにいるのか。
その空白を埋めるかのように、一刀必殺の太刀を構え、トキはただひたすら非道を往く。
ある依頼が、トキの運命を変えた。山奥の神官から聞かされた巨人・大太(たいたら)の謎。
そして、トキの夢に現れては消える謎の少女の出現。この謎の少女を求め、空白の過去を求め、トキと魔族の戦いが始まった。
巨人・大太の謎は?トキの秘められた宿命は?修羅の死闘の果てに、やがて訪れる驚愕の神話とは!?
文明の終焉と神話の復権を告げ、トキの太刀が光る!!

1989年に週刊ヤングジャンプに掲載されていた作品です。

1987年に読み切り掲載された短編ホラー「木霊」も収録されています。
1990年集英社刊行。全210ページ。

以下の方法で閲覧・購入ができます。

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漫画図書館Z様では無料閲覧も可能です。

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