アメリカからやって来た冒険と大冒険 前編

テレビアニメが黎明期を過ぎ、小学生だった私の日常に欠かせない存在になっていた頃の話です。
アニメは国産のものだけではなく、外国特にアメリカで制作された作品がたくさんブラウン管に登場していました(古い表現でわかるかな?)。「ポパイ」や「トムとジェリー」、「チキチキマシン猛レース」などはご存知の方も多いでしょう。日本語への吹き替えは当たり前ですが、日本オリジナルの主題歌がしっかり作られているものもあり、かなりの存在感があった事は確かです。
数知れない輸入作品群の中、記憶に残るいくつかのシーンが今も脳のあちこちを刺激し続けている‥‥そんな二つのアメリカ産アニメをこれから紹介してみたいと思います。

最初のひとつは「JQの冒険」です。
科学者を父に持つジョニー・クエスト少年が、父や仲間とともに世界を旅し様々な冒険をすると言うお話です。
SFあり怪奇趣味ありの色々な要素が詰め込まれていて、今にして思えばまるで当時のアメリカ娯楽映画のカタログのような作品でした。

無表情にただゆっくりと一歩一歩しかし着実に歩を進めてどこまでも追ってくるエジプトのミイラ男は、忘れられないエピソードです。
さらに、エネルギーを吸収し大きくなっていく透明な謎のモンスター。JQ達はペンキで色を付けようとします。このモンスター、映画「禁断の惑星」の「イドの怪物」を連想させました。
宇宙から飛来した謎の黒い球体。突然表面に大きな一つ目が現れ、上部から数本の長い足が伸びてきてクモのように歩き出します。「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する使徒のひとつの雰囲気です。
他に、確か映画「ドクターモローの島」みたいなエピソードもありました。

アメリカ産のアニメは、「トムとジェリー」に代表されるような短い尺のドタバタギャグが多かった気がしますが、そんな中で「JQの冒険」はクールな感じで好きでした。

次回後編へ続く

新年のご挨拶にかえて 2019.1.1

昨年の暮れ、日本がIWC(国際捕鯨委員会)を脱退するというニュースが飛び込んできました。
1982年商業捕鯨モラトリアム(一時的に捕鯨を禁止する措置)が採択されて以降、日本は捕鯨再開の道を模索してきた訳ですが、ここに来てとうとう業を煮やしたというところでしょうか。そして日本近海での捕鯨構想の拠点となるいくつかの港の一つに、わが町T町も名を連ねていました。
出口の見えないトンネルのその出口がやっと見えたのでしょうか。
しかし国際関係も鑑み、トンネルの出口に何が待ち構えているのかこの先の推移を見守っていきたいと思います。

勝手な事ばかりを書いているブログですが、よろしかったら今年もどうぞお付き合い下さい。