「歪みの構図」でデビューを果たしたものの、その後しばらくが今振り返ってみて一番苦しんだ時期だったように思います。
大学を卒業し既に社会に出ていた訳で、この世界で何とかしていかなければというプレッシャーが生まれていました。
更に自分の個性を見つめ直し、方向性を決め足固めをする必要を感じていました。
以下の絵はそんな模索の時期に描いたネームのトビラ絵や設定・イメージ画の一部です。
前回紹介した「俺の岬」などモノにならなかった作品、形になった作品様々です。
ここで一つの光明を見出せます。
提出したネームが当時の副編集長に「傑作」の評価をいただき本誌掲載が決定します。すぐに原稿執筆にとりかかりました。
その作品が「reality」です。
やっと抜けだせた長いトンネル。
私が「reality」を実質のデビュー作と考える所以です。
デビューの後、切磋琢磨されていた時期の設定や作品たちですね。
スポーツものやサスペンス?など様々なジャンルを模索しておられたとは。
網野先生が描くスポーツものや青春もの世に出ていればどんな感じだったのか・・
少し自分にはピンと来ないジャンルだけど読んじゃいます。ファンですから。
「宵宮」「窓」に先生の色を感じました。扉ページのめくるとどんな作品世界が
展開していたのかとても読んでみたい気になりました。
追伸(最近の読書)
去年上巻の途中で中断していたキングの「リーシーの物語」読み終えました。
キング自身もお気に入りの自信作との事ですがブーヤムーンという
異界の設定等はいいのですが登場人物たちの何やかんやが冗長なのはキングらしいので
すが・・・ん~まあ~まあ~楽しめました。そこそこ。
今は「ドクター・スリープ」読んでます。こちらの方がよさそうです。「シャイニング」の
子が何かダメな大人になってます(笑)。
それではまた。
コメントありがとうございます。
「ドクター・スリープ」がやっと文庫になったみたいで、さっそく買い求めたいと思います。
映画化も決まったようで、前作「シャイニング」はキューブリック監督の個性が全面に出ていて原作のイメージと違った感じでしたが、今回の「ドクター・スリープ」はどんなものになるんでしょうか。
「ドクター・スリープ」映画化。まだ読んでいる途中ですがどのような感じになるか楽しみですね。実際映画館に足運ぶかはわかりませんが。文庫新刊、久しぶりに普通の書店で定価で購入しました。主人公のダニー、話が進んでいくにつれてダメじゃなくなってきました。「シャイニング」とはだいぶ様子が違いますね。面白いです。
「不眠症」(文庫)数年前、またも上巻の途中で中断(挫折?)。その後部屋の整理で下巻消失(たぶんブック○○に売ってしまいました)。去年の暮、その店舗で下巻購入(ハードカバーの)しましたが読む日は来るのやら…
それではまた。
コメントありがとうございます。
キングの作品は結構な割合で映像化されていますが、中編「霧」の映画化「ミスト」が一番原作のイメージに近かった気がします。
ただラストはキングの原作にない結末でビックリはしましたが・・・。
テレビ向けはともかく、映画は尺が短いのでキングの味を出すにはなかなか難しいのかもしれませんね。
「ミスト」ですね「霧」が原作の。原作のラストは忘れましたが映画のラスト、こう来るか~で感心しました。悲劇ですが。
今手元にはないのですがキングの中短編も流石と思わせる作品ばかりですね。もう動かないぼろトラックがだんだん自分の部屋にゆっくりゆっくり迫ってくる「オットーおじさんのトラック」。タイトルは忘れましたが死を呼ぶおもちゃの猿のシンバルの話。キング自身は気に入らない自作と言っていますが未来の宇宙間瞬間移動装置にまつわる話、SF風の「ジョイント」。「奴らは時々帰ってくる」映画化されたのを見たことあります。「トラック」でしたっけ機械が襲ってくるの、「デビルズトラック」という名で映画やってましたね。
買っては手離しというのを2,3回くらい繰り返してますね。キングの中短編集。
また古書店で機会があれば手にっとてしまうような気がします。
それではまた。
コメントありがとうございます。
キングの短編で思い出しましたが、X-ファイル シーズン5の「ドール」というお話がキングの脚本でした。
スカリー捜査官が活躍する話で、キングにしては珍しい仕事だなと思いました。